リノベーション済み物件については前回のコラムで記した通り、自由度という点ではほぼ反映されることがないので購入に際し、妥協、落としどころが必要となることがあります。もちろん現在では立地面やデザイン面で十分にそれをクリアしているリノベ済み物件も多いので選択肢としては広くなってきており、以前よりもストレスなく物件探しができるようになってきています。
しかし「せっかくの住宅購入、自分の理想通りにプランから練りたい!」と思うのが正直なところではないでしょうか?
そこで近年、リノベーションのワンストップサービスというのが注目されてきました。そしてその業界の先駆けであり、実績No1を誇る リノベる。 というリノベーション会社と当社は2年前より提携し、リノベ済み物件の取り扱いとは別に「中古を買ってお好きにリノベーション」というテーマでタッグを組んでおります。
ワンストップサービスの特徴は、まず購入者の要望をヒアリング、整理した上で「物件+リノベーション」の総予算を決め、物件とリノベーションそれぞれにいくらの費用を割り振るかを決めた上で物件探しに入り、物件探しの際にもリノベーション専門家が物件内覧に同行し、どのようなリノベーションが可能なのか?水回りはどこまで変更可能か?間取りはどの程度変更が可能か?などを現場調査しながらお客様とプランについて進めながら物件探しができるところにあります。
マンションにはそれぞれ、管理規約、細則などのルールブックのようなものがあり、専有部分についても自分の好きなように施工できないなど制限がかけられていることがほとんどです。それを無視してリノベーションした際、トラブルの原因となり、最終的に大きな損害に繋がったりします。
このようなことからも、物件探しの段階でリノベーション会社が同行するということには大きなメリットがあります。
そして何より大きなメリットとして挙げられるのが、物件探し、リノベーション工事、住宅ローンをひとつの窓口で進められる点です。リノベーション会社でお客様専属のコーディネーターが窓口になりすべての面で一本化されますので、余計な手間や時間をかけたりすることなく事を進めることができます。
物件購入後に自分プロデュースで設計・デザイン・資材選び・施工依頼などをするのはその業界に生きる人間であったとしても並大抵の労力ではありません。またイレギュラーなトラブルに見舞われることが多いリノベーションでは当初の予想と違い、予算が大きく膨れ上がるケースもございます。それにより、金融機関からの借り入れ金なども変更が必要となったり、費用が捻出できなくなってしまったりすることもございます。
このようなトラブルを避けるためにも、物件購入からリノベーション施工引き渡しまでの資金計画がしっかりなされることが非常に大切ですので、ワンストップサービスのシステムを利用するのは今の時代有効であると考えます。