未来を見据えた物件選び その2

2017.09.28

同題のその1でお話しした通り、未来を見据えた物件選びの大切なポイントとして、施入部分の自由度、広さの確保、環境の調査が第1のポイントでありますが、もう一つの大きなポイントとして「資産性」が挙げられます。

 私ごとになりますが自分でマンションを購入する際もまず念頭に置いたのは「再販する際に値下がりしないこと」でした。新築ですと見た目やクオリティで価格が跳ね上がりますが、中古となるとその物件の実質的な資産価値でしょうぶ資産性が決まり、広さ・環境・管理状況・利便性などを含めた総合力が問われます。

「子どもが生まれたら広いマンションに引っ越したい」「転勤する可能性がある」など将来、買い換えや賃貸に出す可能性がある場合は、「売却しやすく、賃貸しやすい物件であるか」ということを考えながら選ぶ必要があります。また、売却時の価格の目減りを抑えるためにも、「資産価値が下がりにくい物件であるか」ということが重要なチェックポイントになります。

「値下がりしにくい物件」10の条件

① 最寄り駅がクロス路線、急行が止まる、23区内路線の選択肢が多いほどニーズは確実。高くても資産価値が下がらないのは魅力。
② 駅からのアクセスに魅力を感じる立地を選ぶこと。
③ 南・南西・南東など、「南」が入った採光面の物件を選ぶこと。
④ 上層階、眺望の良い物件を選ぶこと。
⑤ 間取りがリフォーム・リノベーションしやすいものであること。
⑥ 災害がないこと。
⑦ 日常生活で便利さを感じる立地を選ぶこと。
⑧ 管理会社をはじめとした管理体制が充実していること。
⑨ 修繕積立金があまりにも安い物件は選ばないこと。
⑩ 大手デベロッパー施工のブランドマンションを選ぶこと。

 上に値下がりしにくい物件の特徴を記しましたが、この中の半分でも条件が当てはまる物件は、部屋の広さや築年数のわりに中々希望予算に合わずに、見送るケースも多いです。

 しかし資産性を考えたとき「思っていた予算に見合わない」といった理由だけで物件を見送ることが果たして正解といえるでしょうか?「理想の利便性」「理想のステイタス」「理想のライフスタイル」を満喫し、資産性も維持する。という様に考えたとき、その物件見送りが決して正しいものとは言い切れないのではないかと思うのであります!